まじめなブログ

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妊娠8カ月、先天性心疾患の疑いで子ども医療センターへの紹介状を渡されたこと。①

2014年11月14日 妊娠28週4日

私が行ってた病院は、妊娠初期と後期、検査時以外は助産師さんによる健診ですが、この日は先生がエコーで胎児に異常がないか詳しく検査する日でした。時間がかかるので、午後の枠での予約です。

待合室で待ってると、「○○さ~ん!」と先生(女)がやたら笑顔で呼んでくれました。中に入ってみると、若い研修医?医学生?男でした。ははーん、それで楽しいのね~。なんて、呑気に考えてました。助産師さんも笑顔で、どうやら3人で楽しい会話があったようです。その名残が先生の笑顔という形で出てたんですね。

 

いつも通りベッドにお腹だして横になり、子宮底長、腹囲、浮腫みチェック。そしてエコー。この日はまだ逆子でした。心臓チェック。先生、早速見づらそうにしてました。何度もあのお腹にあてる機械を動かし、じーっと見てました。結構長い時間だったので、私も少し不安になりながら、でも大丈夫大丈夫と自分に言い聞かせたりしてたんです。先生も雰囲気を察してか、「背骨があってうまく見えないんです。」と言ってたし。でもどうしても見えづらいらしく、「ちょっと後でまた見てみましょう、先に他のところから~」と、心臓以外をチェックしてくれました。他の部分に異常はない様子。

そしてまた心臓。やはり何かがおかしいらしい。。「○○先生いますか?」と、産科部長が呼ばれ、一緒にチェック。この時点で、さっきまで和やかだった雰囲気はなくなりました。楽しそうだった助産師さんも一緒に画面を覗き込んでます。研修医も気まずい雰囲気を醸し出してくれました。

先生「右心、左心、右房。左房?」

部長「・・・。うん。」

なんか他にも何か話してたけど、素人には何言ってるか理解できず。。ただこの会話から、心臓の部屋が4つないんだということはわかりました。産科部長もはっきりした返答をしないとこからすると、産科部長の目にもそれは見えないんだな、と。

そして先生に、「ちょっと心臓が見えづらいので、子ども医療センターの胎児心エコーで詳しく見てもらってきてください。」と言われました。

 

紹介状を出されるという衝撃に、頭が混乱状態の私。

 ベッドから起き上がり、椅子に座ってもう一度説明を聞きました。

そこで言われたのは、左心房が見えないこと、普通は見えてるはずの大きな血管3本が見えないこと、その他には異常は見られないということでした。20週の健診では心臓の部屋が4つ見えてたと思うんだけどな~と、カルテを見返してくれましたが、その後先生は無言。おそらく、そのことに関しては記載がなかった模様。ただ、その大きな血管3本は、20週の時も見えてなかったらしいです。

「子ども医療センターに紹介状を書きますので、行ってきてください。もし赤ちゃんに何かあれば、生まれてからどうすればいいかを今から決めていけますので。」と、先生に言われた辺りから頭が混乱してきました。

紹介状?!それって簡単にもらうようなもんちゃうよね?!ほぼほぼ何かあると思ってたほうがいいってことよね?!てか、医療センターってどこ?この病院の中にあんの?今から行くの??そんなん長女の幼稚園のお迎えはどうすんの?!

ってな具合です。

 

落ち着け―、聞かないといけないことを聞くんだ!と、言い聞かせて、

「20週の時点でもし4つ見えてれば、今もあるということですか?(その後に3つに減るということはないのか?という意味)」とだけ必死に質問。もし4つあれば、今も4つあるらしい。

一通り説明を受け、紹介状を書いてもらう間、待合室でまた考えがグルグルと。。

でも主に考えていたのは、長女のお迎えのこと。どうすればいいんやろ~と。

今から考えたら、どうすることだってできたはずなのに。そして赤ちゃんのことは、手術して治るなら万々歳だと思うようにしよう、ととりあえず決意しました。

 

助産師さんが紹介状と医療センターへの行き方が書かれた紙を持ってきてくれました。行く時は誰かと一緒に行ったほうがいいかも、と。それってつまり、ほぼやっぱり何かあるってことですよねと思いながらガッカリする私。大丈夫?!ちょっとビックリしちゃったよね?って優しく言ってくれたけども、それ以上その場にはいられませんでした。早く去りたかった。大丈夫ですと伝え、足早に会計へ。。。

 

会計待ちの間、早速携帯ピコピコ。絶対やらんほうがいいのは分かってるんですけど、我慢できないですよね~。帰りの車で事故ったらどうしよう~って感じの心理状態でした。集中集中と言い聞かせて幼稚園へ。帰宅後、ネットでピコピコ。

その日のうちに旦那さんに言いたかったけど、残念ながら飲み会の日でした。次の日の朝、長女が寝てる間に話しました。旦那さんは表情を変えなかったけれど、心配してたはず。

 

そしてその2日後、医療センターの予約をとりました。12月1日。約2週間後、長女の誕生日です。。最短で予約が取れる日に来るように、医療センターの先生が言ってたらしいんですが、最短で2週間。そんなもんなんでしょうか?2週間がだいぶ遠く感じられて、どよーんとまた暗くなりました。それまで得体の知れない不安に苛まれるのか、と。

 

健康で生まれてくるということが、決して当たり前ではないんだとはっきりと思いました。だってこの私にも降りかかってきたんですよ。どうして私が?!とか、私がお酒をまだ飲んでるからだー(1杯未満ですよ~)とかは思うことはなかったけど、私にもこういう危機というか、大事が起こるんだな。。と、妙にこの時は冷静でしたね。その後、心理状態はコロコロと変貌を遂げるのです。

つづく。。。