妊娠8カ月、先天性心疾患の疑いで子ども医療センターへの紹介状を渡されたこと。③
なんか私、くどくどと書いてますが、結論言ってなくない?!
我が子の結果を!特に引き延ばす理由なんてないのに!
えーっと、結論から申し上げまして。。。結局赤ちゃんに心疾患はありませんでした。
2014年12月1日 長女の誕生日。そしてついに子ども医療センターへ。
長女が3才になるその日、朝から家族で医療センターに行きました。
この病院、大きくて立派な病院でした。この大きな病院に、子どもばかりが通院するのか~病気の子ってたくさんいるんだな~と、初めての場所に少し戸惑いながら考えてました。初診ですので、まずは総合受付から。なんかね、さすが大きな病院!ってくらい時間がかかるんですよ。産婦人科外来に着いたのは9時半を過ぎたくらいだったような…。
産婦人科に着いたら、助産師さんの問診。すでに担当医が決まってました。そういうもん?診察に来れる日や、子どもは連れてこれない、等々説明を受けました。
尿検査をして、体重を測って、次に先生の問診。家族の病歴を聞かれました。私の家族、全員が癌なんですよね~。お父さん大腸がん、お母さん膀胱癌、お姉ちゃん乳がん。それを伝えたら、先生もビックリ。
「ちょっと、あなたのいとこくらいまで聞いといて下さい。」と。全て終わってお母さんにふと思い出して聞いてみたら、おじさんが胃がんでした…まあ、全員初期の段階で見つかって、今は元気なのですが。
そしてついにエコー検査。先生と一緒にエレベーターに乗って別の階へ。ここで私、妙に気まずくなる。密室。。。何か話さないといけませんでしょうか?とか、エレベーターの開くボタン押してあげて、先生が先に出れるようにしたほうがええんやろか?とか。どうでもいーーー。神妙な顔でそんなどうだっていいこと考えてました。まるで上司と乗ってるかのような緊張感。さっき出会ったばっかりの、これからしばらくお付き合いしていかなければいけない人(しかもお医者さん)と密室に入ったら、たぶんみんなああなるよ。ならんか。
ついにエコー。。。子どもが生まれる時ですら出ない涙、ここで流します。
診察台に横になる時、先生に性別を聞かれました。実はまだ聞いてなかったんです。生まれてからのお楽しみっていうのもいいな~って周りの話を聞いて思ってたから。でも、紹介状もらうずーっと前から、やっぱ性別聞いてしまってもいいかも~と思い始めてました。もうどうでもよくなってたんです。そして今回。もはや性別なんて楽しみにしてる場合ではなくなったなと思ったので、それを伝えると、先生はあっさりと教えてくれました。エコーのあの機械をあてた瞬間ですよ!ほんまあっという間にあっさりと、女の子ですって。
そのあとは先生無言で調べてました。ちょっと見にくいみたいで、うーん。。と言いながら。もしかしたら午後に調べ直したりするかも~とか言いながら。それでも赤ちゃんが少し動いたりしたようで、引き続きじっくり見てもらいました。
どれくらいの時間だったか、今はもう覚えてませんが、先生が、
「今日は旦那さんは1日お仕事お休み?」と聞いてきました。
「じゃあ、午後も大丈夫ということだよね?」
やっぱり見えにくいから午後にまた調べるのか~と思った時…!
「顔が強張ってるからもう先に言っちゃうけど、僕の見立てでは、心臓は大丈夫そうです。小さい穴とか、そういうのも見当たりません。」
ビックリしました。何か言葉を発しようとしたけれど、何一つ言葉にはならず、涙がドボドボと出てきました。泣く自分にもビックリ。だって、さっき出会ったばかりの赤の他人の前でですよ?心許してもーてるやん。いや、もうそんなレベルじゃなかったんでしょうね、私の心の中が。不安な気持ちが溢れんばかりにたまりにたまってて、出す機会を窺ってたんだと思います。
「心配だったよね~」と、先生。「ただ、ここまで来てもらって、後でやっぱり何か見つかってもいけないので、心臓以外の臓器も見ておきますね。あと、念のため、循環器科の先生にも見ておいてもらいましょう。」
必死に涙をふく私。一気に不安感から解放される私。
その後はただ待って待って待って待つ!!
旦那さんと長女のところに戻り、私は早速報告。
旦那さんも拍子抜けしておりました。一度ご飯を食べに行き、戻ってきてから循環器科の先生の診察を待ちました。その間約2時間ってとこでしょうか。
循環器科の先生に見てもらっても、やはり疾患は見当たらないらしい。ニコニコした顔で教えてくれました。お医者さんて、こんな風に笑うのかーと感心してまうくらい。先生にお礼を言い、またさっきの産科の先生を待つ。病院がこれまた異様に暑かったんですよね~。顔を真っ赤に火照らせながら、待つこと1時間くらいかな?途中、産科の担当先生がダッシュで階段を駆け上がっていくのが見えました。緊急オペでしょうか。。。タイヘン。。
その後先生が戻ってきて、私たちが診察室によばれました。やっぱり疾患はなかった、前の病院で見てもらった時は逆子だったので、見えづらかったんでしょうねーということでした。こういうこともあります、と。
うん、良かった。でも、良かったと思ってしまう自分に罪悪感も感じました。待ち合いで、入院の説明を受けてる夫婦もいたりで。。なんでしょうね、この感じ。私だけごめん、みたいな。でもそれってなんだか失礼な感情ですよね。ただ、これで終わりにしてはいけない!ってな感情が産後にムクムクと湧きあがります。それはまた、その後編で…
いやしかし、話は変わるけど、この医療センターの先生たちのエコーが痛かった…。経腹エコーですよ?!どんだけ力強く押し当ててんねや?!って。痛いです…って何度言おうと思ったか。けど、どんだけ痛み弱いねんって感じじゃないですか。経膣ではなく、経腹ですよ?経腹エコーして不快感表わす人ってあんまいないですよね?幸い、循環器科の先生の時は、私の顔が歪んでいたらしく、看護師さんが気づいてくれました。
この話、まだ続くかもしれません。。その後編になるか、その④になるか。。。